Seasons

高校生の頃、あゆをわりとよく聞いていた(ほぼ1st〜3rdアルバム)。

今年も一つ季節がめぐって 思い出はまた遠くなった
あいまいだった夢と現実の境界線は濃くなった

大学を卒業して丸4年、これで社会人も5年目に入る。「変わらないねよねー」と言いながらも、それでもやはり4年にもなると、何かしらの変化が十分に起こっていて、特に今のこのタイミングで現れてきた感じがする。近づく人あり、遠ざかる人あり。
先日、帰省していた折に赤ちゃんを抱っこしている小中学校の同級生に出会った(玄関から出たら、私の家の前を彼が歩いていた)。家は目と鼻の先ながら会ったのは10年ぶり。とにかくびっくりしたのと、用事があったのでほんの少し話しただけになってしまったが、その衝撃はなかなか大きかった。
彼は小学校時代によく一緒に遊んだうちの一人(というと聞こえはいいが、私の「おてんば」という名でごまかしたい暴力の被害者の一人のような気もする…)。とはいえ、中学卒業のちは、高校のときにもたまたま一度会ったのを除けば完全に音信不通。言ってしまえば、これから先、一生会わなかったとしても、別にどうということのない人ではあったのだ。それなのに、幸せそうにパパやってるのを見て、ものすごくうれしくなった。ああよかったね、よかったね!よかったね!!突然、懐かしさメーターが振り切れて、彼の幸せをやたら喜んでいる自分がいた。そういう「理屈じゃない!」の世界をいくつも持っていることに、たまにふいに気がつく。