春らしい行動

サウンドオブミュージックのCDを聞いていたとき突然、自分が音楽が好きだったことを思い出した。主題歌のThe sound of musicとか、I have confidenceとか、My favorite thingsとかを口ずさむと思うこと。歌ったり楽器を弾いたりしているときの「ああ楽しい!!」っていう感覚。歌い終わると元気になっている、音楽っていいなっていう感じ。あの映画は映画そのものがその音楽って楽しい!って感じを主題にしているような気がする。断片的には何度も見ているけれども大人になってからちゃんと通して見ていないので、今見るとどんな感じなんだろう、と思うのだけど。「子どもの家庭教師に手をつけた」という見方ができることに気がついて軽くショックでしたが…。それにしても、高校生くらいのときか、トラップ大佐かっこいいなーと思っていたので、やっぱり私って渋い人好きなんだな、と妙に納得(好きな芸能人と聞かれると内野聖陽マツケン(サンバの方)と答えては“返す言葉がない”的な顔をされている)。
というわけで、なにか音楽をやりたいなとヤマハ音楽教室を訪れた。私はエレクトーンやってた口なので、やっぱり一番簡単に始められるのがエレクトーンなのだ(ピアノはダメ)。行ってみるとかなりいろんな楽器があり、専門的〜な感じを出していてちょっととっつきにくい。しかも楽譜コーナーでどんなのが弾けるかな〜もう本当に五線譜読めないや…とみているところでそばにいた音楽一家の会話にビビる。せいぜい小学校3年生くらいの男の子がピアノの楽譜開いては口ずさみ、父母とどの楽譜を買うか先生が何と言ったか何の何番で…みたいな論争をしている(専門用語で分からなかったので思い出せない)。なんじゃこの子、この家族。すごっ。
しかしその後、店頭のエレクトーンを触っていると案の定店員さんが話しかけてきて、ためしにこの楽譜弾いてみませんか、片手だけでも機械が自動で残りを弾いてくれますから…(←いろんな機能でごまかしまくれるのがエレクトーンの長所の一つで、この話法を使っているものらしい)→30分無料体験やりませんか→お試しコース(3,000円)やってみませんかの流れに結局まんまとハマる。わーブランクがあるのにずいぶん弾けるんですね、記憶力いいんですねとかいう言葉に簡単にいい気になって。その後の強烈な「ぜひ本格レッスンに」という勧誘さえ覚悟すれば、3,000円で30分お試しレッスン×3は私にとって全然悪くない。本当のことを言うと、教室に行くよりもエレクトーンが買えるかどうか(値段とサイズ、弾けそうな楽譜)を考えに店に行ったのだが、店員さんはかなりレッスンの方に話をもっていく。そっちの方が大事なのか。ノルマなのか、社内・店内の役割分担なのか、音楽教室ってどうやって利益出てるのか、英会話教室と似てる気もするけどそれよりは設備投資がいる気がするし…なども気になったがとりあえずいいや。エレクトーンの困ったところはエレクトーンの機械がないと始まらないところで、学校でもなければなかなか置いてない。とりあえず久しぶりに触ってみたかった。
思ったよりも手が覚えていたのはうれしくて、コードも簡単なものならすぐに弾けた。鍵盤を目の前にするとさすがそらでやるよりもするっと手が動いた。

というわけでいかにも春らしく、やることを増やしていってしまうのであります。

気になっていることを羅列。

  • ビールの宣伝。

だいたい、「みんなで楽しくカンパーイ」系のCMはまあ別に気にならないのだが、「一人で飲む僕の隣にいてくれる素敵な女性」系なCMを見てると気になって仕方がない。あれを世間の男性はどう思って見てるのか。代表例は金麦の檀ちゃん。あと「気の強い女性が苦手です」とか言ってるやつ。檀ちゃんのCMってどうみてもべたべたに、「隣にいるあなた」へ目線を向けて作られてるんだけど、これでやっぱり「あーいいわぁ♪」って気になるんでしょうか。特に顕著なのが何かをふーふーしながら食べてるやつ。食べ物からそんなに目を離したらやけどしない?怖くない?みたいな食べ方をしている。ざくっと一瞬検索しただけでは、えーわーって言ってる男性のブログは見つけられず、「女性蔑視のCMだ」「独女的には気に入らない」という日経ビジネスか何かの記事しかひっかけられなかった。私は別にそこはどうでもよくて、あれをみて「檀ちゃんいいなあ、金麦いいなあ」と思うのかどうか、だけが知りたい。それはシンプルにそう思うのか、あのCMがべたべたにそれを狙ってることが分かっててもそう思うのかどうか。

  • トイレ

使い方の英語表記。そんなに自信を持って言えないのだけど、私の持ってる英語力から考えると、これってものすごい不自然な英語なんじゃないか??ということ。ぎこちない。直訳じゃないのか?ネイティブ的には絶対もっとスマートな表現があるんじゃないか?と思えて仕方がない。「Flushing is automatically carried out 〜」(離れると自動で流れます)って、ものすごい不自然な気がするんだけど…誰かスマートな英語の文章を教えてくれないだろうか。
いるのかそんな機能?ってやつ。自動で便座のふたが開くやつ。でもまあそれは面白いからいいのだけど、気になるのは汚物入れのふたが手をかざすとセンサーが感知して自動で開くタイプやつ。あれって…いるの?そこまでふたに触りたくない??ああいうものはハードユーズに耐えるものが一番、と思っていたら案の定、先日そのタイプのやつがどうも壊れたらしく完全にふたが撤去されて単なるプラスチックの箱と化していたのをみた。逆効果じゃんよ。ふたを手で触るのがいやだと思う人対策なら、レバー式の踏めばふたが開くやつ(生ゴミ用の箱でよくある)で十分で、そんなところにまで電気を使う意味がわからないと私は思う。

たしか上野千鶴子さんがよく「日本男性のなんとそろいもそろってマザコンなことよ。」と書いていたような気がするのだが、最近「本当にそうなんだなー」と思った。日経新聞の「私の履歴書」をたいてい読んでいるのだが…マザコンだなと思うことが多い。今月のユニ・チャーム社長は自分でそう書いていたが、なんというかその自覚以上に私はこの人ってマザコンだなと思っている気がした。世代間のギャップなんでしょうか、あの「母親への思慕・尊敬」みたいなのって。