毛穴

珍しく女性誌を買ったのですが、化粧のページで「毛穴ゼロ」という言葉を見ると、「体中の毛穴がなくなればいいなんて恐ろしいことを言う君」みたいな意味の穂村弘の短歌だかエッセイの一文だったかを思い出す。
ほんとだよ、死んじゃうよ毛穴ゼロ。
雑誌を買ったのは、ふと気がつくと同じような服、同じような靴、同じようなカバンを、そうと気づかないで買おうとしてしまうから。ちょっとくらい目先の変わったものを導入せんとて。すごいなあ、と思う。執着ぶりもいいかげんさも両方すごいなあと思って見てしまう。