音楽の体験

のだめブームに乗って、ではないけれど、このごろクラシックを聴いている。それで私が今まで体験してきたクラシックについてふと考えた。
私は鍵盤物は習っていたがエレクトーンなので、そこではクラシックはほとんどやっていない。「魔弾の射手 序曲」や、ショパンの「別れの曲」のアレンジをちょっとやったとか、それくらいか。
思い出したのは小学校の学芸会。私のときは1、3、5年生は学年単位でで出し物をすることになっていた。160人ほどの学年全員が体育館のステージに乗っかって合唱やら音楽劇をする。私たちの代では音楽の先生が力を入れてくれたらしく、今思えば結構頑張ったんじゃないかと思う音楽の演奏発表をしていた。合唱やセリフも取り混ぜつつ、最後に1曲大きめの曲を演奏するスタイル。3年のときはパッフェルベルのカノン、5年のときはムソルグスキー展覧会の絵」から「キエフの大門」を、ピアニカとリコーダー主体で20台ほどのアコーディオンと、あとはピアノ、シンバル、ティンパニ、トライアングルなどで演奏した。どんな演奏だったのか、今聴いてみたいなと思う。貧弱な楽器たちを使ってのオケ演奏もどきだったんだなあ。
♪ミードレミーレドレシドレミレドシドーラシドドレミファミレミドシド…(カノン)
♪ドー、レー、ミードミレーソ、ミソレドシーソ・・・(キエフの大門)
学芸会といえば。私の通っていた小学校では、と限定をつけておくが、先生たちは、日本の演劇界を根本から崩すために、学芸会の芝居をやらせているとしか思えない。たぶん俳優とかそんな「軟弱」なものになりたいと考える人間をなくすための、教育の一環だったのだろう。演劇の楽しさの一片もない学芸会の芝居。独特の「学芸会台詞回し」←きっと分かる人には分かる。それは学芸会が行事減らしの一部としてなのか「学習発表会」と名前を変えてからさらに悪化しましたね。