暇な一日

久しぶりにゆっくり朝寝坊した。といっても10時半に起きたけど。程よい寝坊具合で爽快。
先日の新聞によれば、皇位継承権について「第一子優先」の方向だとか。本気で論争を起こす気でなければ、こういった論争的な話題にあまり触れないほうがいいのかな、とも思うのですが…(このように簡単にキーワードで引っかかる場所柄もあり)。でも言うと、「切羽詰ってくると本当は男だ女だとかどうでもいいんだなー」という印象。追い詰められた選択肢しかないとき、どの条件から捨てるかによって何を大事にしているのかが分かる。戦争は女性の社会進出を進める、という論があるが、それと似ている気がする。平時では「女のすべきではないこと」も、戦争中でどうしようもなきゃじゃんじゃんやるしかないから、という論。この論が正しいかは分からないが、そういう実感を持った人がいるいことは確かなようだ。
私自身は皇室に対する敬意みたいなのは薄く、思想的にはおそらく多分に「サヨク」チックで「ナショナリズム、ヤベーんじゃない?」というようなスタンスで生きているので、皇室制度ってなくせないのかねえ、と思っているクチです。だから皇位継承権論争見てると「もうそんなに一生懸命になるくらいなら、やめちまえよ皇室制度!」と思います。まあでもあんまりそれは現実的じゃないようなので、いいです別に。
以下、大まかなラインはどこかで(たぶんゼミの文献)読んだものの受け売りですが、皇位継承問題は、制度設計上のミス。起こるべくして起こった問題。一夫一婦制の近代家族モデルの下で、直系男子にのみ継承させるなんて土台無理な話だったんですな。周りを見回してみれば、男の子のいない家庭なんていくらでもいるじゃないか。そもそも子ども生まれない可能性だってあるし。直系男子がお望みなら、それこそ「大奥」みたいなことやんなきゃだめなんだよ〜(=側室制度)。皇室だって今まで(明治天皇まで、だっけ?)そうしてきたんでしょうが。戦後は皇太子に恵まれていたからついつい安心してしまっていたらしい。
さて、どうなるんだろうなあ。皇室が提供する家族像というのもなかなか面白そう。ちょっと気の早い話だけど、愛子ちゃんが第一皇位継承権保持者になって、その時に男の子を産んだら、どうなるんだろう。理屈じゃなくて、世論的に。愛子ちゃんをすっ飛ばしてその子に皇位を!という話にならないのかな。「やっぱり男が」の復活。