テレビ語学

最近、夜の11時以降によくNHK教育を見ている。この時間帯にはテレビの語学講座がやっているので、なにかしながら見るのにちょうどいい。だいたい私は安易な性格なので、こういうお手軽にためになる感じ・賢くなれる感じが好きなのだ。何種類かの英語番組をはじめ、スペイン語、フランス語、イタリア語、中国語、韓国語、さらには日本語も。
私は大学で迷わずフランス語選択だったにもかかわらず、一度もフランス語が音楽のようで美しいとは思ったことがなかった。むしろ鼻に抜けててつかみ所がないし、R音は汚いし・・・と思っていた。しかし、この間ふいに、フランス語の音を懐かしく聞いていたところ、フランス語ってきれいかもと思った。特別に何かがいつもと違ったわけではない。ただ、なんとなくきれいに聞こえた。
英語でもそうだが、フランス語だとさらに、音が聞こえてから意味が浮かぶまでの時間が現役時代に比べてとても長い。いくつかのフレーズで「これ知ってる!」と思うのだが、なかなか浮かばない。つづりなんかは全然出てこない。「パマル」。場面的に「まあまあ」と言っているのだろうなとまず思い、次に「知っている気がする」と思い、最後に「Pas mal」(Not bad)だと分かる。このタイムラグ。