何もわかっていない

読了。春江一也『ベルリンの秋』(集英社文庫
思いっきり読んでしまったけれど、この人の女性観は気に食わない。美人で向こうが好意を持って近づいてきたという以上に、主人公がヒロインに惚れた理由が分からない。面白いけれども読んでしまうけれども、どこか、ない方が良かった続編、とも思う。
でもプラハの春ベルリンの壁崩壊までの政治の流れをもう少しくらい理解していたいと思った。記憶のかなたで、何人かの教授の講義が思い出された。ベルリンの壁崩壊のプロセスについて(オーストリアでのピクニックの話とか)を一番詳しくやっていたのは、どの先生の講義だっけ・・・。一番熱かったのはO先生であるのは間違いない。所与性の解体だ。