振り返り

何について書こうか迷っているうちにどんどん日ばかり過ぎて行くので、思いついたことからどんどん書いていこうと。
まず総論的に言えば。毎年、また発表会のたびに思うのですが、当日は始まってしまうと本当にあっという間。どんどん流れていく。そんななかでぼけっとしていないで、頭を切り替えながら気持ちを乗せながら舞台に出られるかが重要です。それから、いろんな演目見たいなーと思う。それはOGとなる来年からの楽しみに。今回の出番は、連吟、仕舞の地謡、仕舞、連調、舞囃子の地頭、能の大鼓でした。

  • 「何事にも動じない」(12/11更新)

かのように見えるらしいです、舞台上で大鼓を打っている私は。いきなり話は会が終わった後の打ち上げでの先生からのお言葉ですが。実際には、大鼓方後輩のM君に向かっての言葉だったのですが、「サッチャーさんのようにピシッと背筋伸ばして何事にも動じないかのように打ってると、同じ打ってるでも全然違って見えるんや」。要するに「だからまず姿勢をちゃんとして動揺を表に出すな、それだけでも違う」ということらしい。
しかし、ええええ?!私ってそう見えてたの?!と私はいたく衝撃を受けました。というのも私はたいていいつでも大鼓を打ちながら冷や汗あぶら汗いやな汗かきまくりで、「まあとにかく落ち着け」と誰かに言われるんじゃなかろうかと思いながら打っていたのです。ところが先生にも落ち着き払って見えていた???えーマジ?うそー?!
しかし思い返してみれば、私が心臓バクバクで手に汗握りながら大鼓打っていてもそういえばいつもかけられる言葉は「しっかりしてたね〜」「堂々と打ってたね」。嘘でしょう〜目の錯覚、と私はずっと思っていたのですが、先生にまで言われてしまうとどうやら本当にそう見えるらしいと考えざるを得ない。なんでだ?!とここでピンと来たのが「姿勢」。なるほど姿勢よかったからかぁ〜(得をしていると書いたのはこのこともあって)。あと、私は自分が思っているよりもずっと無表情なんだろうか・・緊張すると特にそうかもしれないなあ。顔色一つ変えずに打ってる、らしい。怖いな。でもたしかに、打ってる時の写真見たら結構怖い顔してた。。。