頑張れマスコミ

最近飲酒運転による事故がよく目に付く。一度大きな事故が起こると類似の事故を大きく報道するのでそのせいもあるかもしれないが。どんな人が亡くなっても同じだとは思うのだが、あの小さなかわいい子どもたちが3人いっぺんに亡くなってしまったと思うと、まったくの他人ながら胸が痛む。ぞっとするくらい。
そんななか飲酒運転の厳罰化の検討(というよりも「飲酒」の基準値をあげるかどうかの検討、なのかな)のニュースを読んだ。1年か2年前にもかなり大きなキャンペーンを打って厳罰化が実行されたはず。「一杯でも30万」とね。それでもそろそろ人々の気は緩んできたらしい。
新聞には特集記事もあって、飲酒運転事故の話が掲載されていた。なかなか怖い。自分は無傷、相手方も軽傷…そこまではまだいいが、同乗していた妻子は複雑骨折などの重傷を負い、家族に亀裂が残ったという話。
どちらの記事が飲酒運転をとどまらせるかと考えたときに、私は後者だと思う。交通事故の具体的なエピソードによって、自分にもありうるかもしれない・起こりうるかもしれないと想像力が働く。キーを手に取った瞬間に思い出して怖くなるのはきっと後者だ。だから頑張れマスコミ!飲酒運転をなくすんだ!!
法律に関わる人は法律の改正によって、マスコミは報道によって、飲酒運転を交通事故をなくそうとする。どんな手段によって何に携わりたいか?進路の問題でもある。