月に吠える

のをあある とをあある やわあ
朔太郎はすごいのです。これは、犬の鳴き声の擬音語。ただし「月に吠える」は詩集のタイトルですが、この擬音語が入っている詩は別の詩集「青猫」に入っている詩。
高校の教科書に載っていた「じぼ・あん・じゃん じぼ・あん・じゃん」という振り子時計の擬音語に驚いて以来、朔太郎は心に留めている詩人の一人。私は今でもK橋先生が読み上げた「じぼあんじゃーん」を思い出せる(こういう風に読むと本当に振り子時計の鳴る音みたいじゃありませんか?)。K橋先生お元気かしら。かなり好きでしたむしろファンでした。先生は2年生の思い出の一つです。
ただし詩集を読んでみると、相当に意味の分からない、さらに官能的な詩が多い。全部は読めず、気紛れにぱらぱら眺めをり。というのが私にはせいぜい。
谷川俊太郎もそんな感じ。私は「20億光年の孤独」が好きです。合唱曲として聞いたことのある人も多いのではないでしょうか。私もそうでした。1年の時の刈高祭で。「ネリリ キルル ハララ」も「20億光年の孤独に僕は思わずくしゃみをした」も。
朔太郎、と聞いてあなたが思い出すのはセカチューの主人公かそれとも本家の萩原朔太郎か。
イスカンダル星人のように、地球クリーナー(だったっけか?)を渡す人間になりたいっていうのはだめだろうか。