三度目の京大新年会

今年もご招待いただいて行って来ました京大さんの新年会に。今年も河村能楽堂。去年のことも一昨年のことも、懐かしく思い出されます。三度目…年に一回でたったの三回目ともいえるのに、能楽堂が随分「おなじみ」な感じに思えたり、京大のOBの方々の顔を結構覚えてきたりと…ちょっと常連さん気分(笑)
この新年会のなにがすごいって、やっぱり参加校の多さがまずすごいです。一校の主催でこんなにたくさんの大学が集まる会って他にあるんでしょうか?今回は一応名大が一番遠くからの参加、だったかな??関西圏の大学がいっぱい。流派も金剛以外は全部とか。おお〜。先日の名能連の大会に来ていただいた方々ともお会いできました。
河村能楽堂の舞台の光り具合は本当に半端じゃない。美しい・・・。範とすべし、と一昨年先輩に言われた京大さんの舞台は、やっぱり私も「よく見てね」と後輩に言ってしまう京大さんの舞台。なんというのかな〜すべてが「地に足が着いている」、まさにそういう感じ。舞も謡いも。腰がいい!…なんて言うとちょっと変な感じですが(笑)でも、舞は腰です!!腰の落ち着き具合がよいと立っただけで「おお!」と思うのです。謡もスッキリしている。名大もあの重さを少しは見習わんとかん。。
名大からは仕舞4番、私の出番は地謡2番とシテ1番、班女舞アト。舞台は、いちおう大過なく、という程度か。仕舞は、招待ただいたくせにこんなこというのは申し訳ないですが、どうにも稽古不足でした…心にゆとりを持って舞えませんでした。「なほ裏表あるものは」は一番力いれようと思ってたのに、一番ゆとりなかった…。ミスこそなかったものの。どんなだったんだろう、ビデオ見なきゃ。でも仕舞のシテとして舞台に立てたことはうれしかったです。機会をくれた京大さん、後輩のみんな、ありがとう。舞台はやっぱり好きだ。見所(客席)がシンとして舞台に注目している時の緊張感。最後の大小前へ行って左右するときに、そういうのを感じました。
あとで同じこの「班女舞アト」を他の大学の方が出していて、それがすっごく上手くて我が身を恥じましたが…。
なんだか過てる私のイメージが京大さんの中にも流布しているような感じがしましたが(春の夜の夢ばかりなる「戯れ」にかひなくたたむ立たむ名こそ惜しけれ…笑 というわけで、引退もありかと)今度の春四楽しみにしてます〜!!幹事校、ご面倒をおかけしますがよろしくお願いします。さて。これにて観世会の舞台はしばらくお休み。今度こそ本当に就活モードに入ります。…そうなんです。この新年会はこれでしばらく舞台とお別れ、という感慨深い舞台だったのです。ということを今になって改めて感じ入った。ひゃー寂しいなあ。でもそんなこと言ってられないくらい私の状況は切羽詰っているはずだしっかりしろ(汗)