続 登山記録

思いがけず間をあけてしまいましたが、続きです。
もちろん、ここでためらっては恥とばかりに迷わず口にします。予想よりも濃い抹茶味。抹茶を練りこんだ麺じゃなくてどろどろ抹茶汁をからめてある…のね?!なんだかじょりじょりという感触が時々しましたが、あれは抹茶(粉末)の残滓か?それでも、一口でギブするほどのことでもなかろうとまあまあ平気で食べ続ける。周囲は…「今日のゼミ、覚悟していなさい」*1と恨みを述べる人、見ただけで硬直の人、一本だけで「もう食べた!」と主張する人、世界の食糧状況に思いを馳せる人…さまざま。そんな人々を尻目に、あんとクリームの割合がポイントだなどと言いつつ、頂上を目指す私と友人C。
しかし強気のペースで進む私たちに襲い掛かる山の魔物。突然、食べられなくなった!マウンテンでの第一関門は「味」そのもの。第二関門は「油」!!スパだけあってちゃんと油を使っていらっしゃる。あるときを境に、急に一口が重ーく重ーくなったのです。うっ…咀嚼、したくない…飲み込みたくない…。激ウマに感じられる雑炊やピラフを間に混ぜて、お腹と舌をなだめつつ一口一口、頑張り続ける。ある人のいふやう「ご飯にこんなに体力を使ったことはない」。一時は完食をあきらめようかとも思いましたが「意地だけは負けない」。友人にしてゼミ仲間のCと、また一つ悟りを開きながら(私たちの行動はいつだって「サカジュン」*2、しかも気づくのは行動してしまってから!)ついに!食べきったのであります。祝登頂!
最後の三口ほど頂上の見えた喜びからすいすいっと軽くいけました。そして私は「頑張ってよかった」「あきらめないでよかった」「努力って素晴らしい」と、もっと他のところで悟れよそれはというようなことを感じて喜びいっぱいだったのでした。
その後はさらにデザートの氷。このスペシャルな大きさが分かりますか?スプーンを一応一緒に写しましたが、それより下の器で見てもらうとよいかもしれません。トンネルできちゃいました。これは6人でつつきあって完食。
というわけで、助け合いでですが登頂なったのであります。単独は、、、絶対無理(苦笑)

*1:この日私は発表でした

*2:『負け犬の遠吠え』『少子』などの著者・酒井順子のこと。ここでは「負け犬」の婉曲表現。。