THEなごや祭

に参加させていただきました。狂言の出演と、受付その他のお手伝い。この祭は名古屋青年会議所の企画で、「芸どころ名古屋」と呼ばれていたことから、伝統芸能を楽しむ会を、というものでした。芸術・伝統芸能を愛することで育まれる「ゆとり」、そういう考え方が私は好きです。私は結構せかせかした人間でもあると思うけど、でも何かを楽しむ心の余裕は常に持っていたいと思っている、つもり。で、この催しに狂言の出演を、と話を初めて伺ったのが…たしか9月末。もう2ヶ月か〜〜。
ちょうど今国宝展やっている徳川美術館。夕方でも人は結構いました。イチョウや大きなクスノキが美しい。街路樹だとかなりバサバサ切られてしまうけど、わりと自由にのびているようで、枝の広げ方が広くて見ていて楽しい。でも、クスノキの実がじゅくじゅくになって落ちるものだと言うことを知りました…。あああスーツにしみが。(というか、そのしみを放置していたことを今思い出してしまったが…現在24日夜中)
徳川園の庭園には入ったことがなかったけど、とてもいい感じの庭(今回もちゃんとは入れなかったけど…)。その庭と池が見られるガラス張りの部屋での催し。金城大学の筝曲、講演、日本舞踊などの中、名大と南山は合同で「能楽」として時間をいただき、舞台発表しました。狂言は名大から、仕舞や連調など能は南山さんから。私はなんとなく「能楽」の枠の司会を引き受けてしまい(コラ)原稿は用意してもらってたものの、あはは〜…やっぱり結構つっかえてたよね(汗)あまりかまなかったし、そんなに緊張はしていなかったつもりだけど「えーっと」「あー」と連発した気が。あとたぶん目線が怪しかったと思う。
狂言「清水」は受けがよくて何度も笑いが起こる。やったねどじょ子&ポンド!!途中の段階を見せてもらっている身からしても実際とっても上手くなってるし。「清水」って(これに限らず狂言てけっこうそうなのかな?)終盤のストーリーの急展開が笑えるなあとふと思った。「なんのとってかもう」のあとたちまち終わってしまうあたりが。見ていた小さな子(幼稚園児?)も話を理解していたようだとあとで話題になってました。自演会で出しますので是非もう一度見に来てくださいませ!
それから会ではお茶も振舞っており、このために特別に作ってもらったお菓子も出る。(余りもらえちゃったー♪美味)そしてそのお茶を立てていたのが中京や南山、そして名大の茶道部さん(松尾流、でよいのでしょうか?)。茶道部さんと観世会は実は部室がお隣で、和室を曜日代わりで共用している仲です。いつも礼儀正しくて(ていうか観世会だらしなすぎて本当にすみません!)顔だけはなんとなく拝見している茶道部さんとは、もう少し交流できないものかなーと思っていたところへこの催し。ようやく言えました「いつも本当にうるさくて怪しい声出しててだらしなくてすみません!!」うれしかったです。自演会にも是非おいでくださいな〜いつも聞こえるあの声々の正体はこれか!とか分かってもらえるかと・・・。
とにかくなにかと楽しませていただきました。ごちそうにまでなって。青年会議所のみなさまありがとうございました!